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S.Y.さん

描く力が Web の世界で活きた

S.Y.さん

Y 氏は、出版業界での経験を持つ。 そこでは、絵を描くということに関して、かなり濃い時間を過ごしたとのこと。 自分の作品を広める場として、また新たな表現を試す場として、長い間Web に興味を持っていた。しかし、なかなか一歩を踏み出せず、何もしないままだった。 2011 年、Web 制作スキルマスター科の受講を開始した。 修了と同時に見事Web クリエイターとして業務を開始する。 長年培ってきた絵を描くスキルやデザインの能力を存分に活かすことができる現場だ。 Web クリエイターとして勤務しながらも、活動の範囲を広げ、個人的にWeb 制作依頼も受け始めた。 現在は、本格的にフリーランスを始めるために準備をすすめている。

自分の得意なことを自分の好きなように活用できるWeb は本当に面白い。

訓練修了から最初のお仕事に就くまでのこと、それと実際に業務を開始してからのことについてを教えて下さい。

訓練受講中から、ある程度ターゲットは定めていました。 僕の場合は、絵を描くスキルを活かすことができる会社です。 訓練受講中に取り組んだ作品制作でも、このことを頭に入れながらつくりこんでいきました。 実際、面接でも僕の意図していた通り、キャラクターのデザインや、イラストを描くスキルについて詳しく聞かれ、自分の作品をみせながら説明しました。 ただ、描くことだけだったとしたらきっと他にも候補者は沢山いたと思います。 決め手は、自分で描いたものを、必要とされているWeb に入れ込むスキルも併せて持っていたことでした。

実際に業務が始まると、そうは言っても勉強が必要なことばかりで、はじめの内は結構戸惑いました。 具体的に言うと、例えば携帯端末をターゲットにしたデザイン等では、データ量の制限があり、それまで制限を気にせず制作していた僕にとって、そういった制約を考えながらデザインすることは慣れるまで多少時間がかかりました。 また、動きのある色々な表現方法を考える時、“描く”ことではなくコーディングのスキルが必要とされるわけですが、ここらへんは今も勉強の毎日です。

自分の得意なことを、新たな知識とスキルを使って色々アレンジして、多くの人に使われ見られる作品を制作していくことは、本当に面白いです。 以前、出版業界で“紙”が表現の場であったころと比べると、世界が大きく広がりました。

自分が楽しみながらやれるところを探す。

Web 制作スキルマスター科の受講を検討中の方々や、Web 関連のスキルを身に付けて就職しようと努力している人達へのア ドバイスをお願いします

僕が感じた、未経験からWeb 技術を学ぶ上で最も大切なツボは、「自分が楽しみながらやれるところを探す」ということです。Web に興味を持っていた僕ですが、いざ未経験のまま受講を開始してみると、それまでに聞いたことの無い用語や知らない概念ばかり出てきて、消化するのが大変な時もありました。 勿論、半年間でデザインとプログラミングの両方をカバーするわけですから当たり前かも知れませんが。 そんな中、訓練中の制作課題で、描いたものを自分なりに適用してみて色々と試してみる時があったのですが、Google で調べれば調べるほど、他にももっと試したいことやすぐに使えるテクニックが出てきて、時間が経つのを忘れて没頭して作業を続けました。 とにかく「これは楽しい!」と強く感じると、それまで難しいと感じていたこともどんどん頭に入って来るんですね。 更に、自分の課題作品が実際に企業の担当者や同じクラスの受講生に評価されるこ とになっていたわけですから、やりがいも十分で、モチベーションも高まりました。 そんな感じで、「つくって楽しい、調べて楽しい、試して楽しい」みたいな良いサイクルをつくることが、習得スピードをアップするカギだと思います。

これからどんどんつくって試したい。Web 制作で自分ブランドをつくりたい。

まだまだ勉強に追われる毎日ですが、それでも確実に自分の表現力が高くなっていくのを実感しています。 Web クリエイターとして勤務しながら、自分の時間で色々つくってみて、それを公開して試してみて、アイディアさえあれば何でもやれるWeb の世界は本当に素晴らしいです。

自分のタッチ、デザインのスタイル、キャラクター、そういうものが自分のブランドになるんだと思います。 これからも積極的に制作を続けて、Web制作における“自分のブランド”をつくりたいです。 と言うか、沢山つくった結果、振り返った時に自分のブランドみたいな、自分にしかできない仕事がうまれていて欲しいな… そう願っています。

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