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A.W.さん

居酒屋のアルバイトからWeb制作会社のディレクターに

A.W.さん

約7年にわたり飲食業界で勤務していたW 氏。 厨房での調理、ホールでの接客、アルバイトの面接やシフト管理等、経験した業務も幅広い。 その一方で、それまでの業務からは離れるWeb業界で働くことに対する興味も持ち続けていた。 2010年、不安を抱えながらも、Web業界で一から始めることを決意し、Web制作スキルマスター科で受講を開始した。 殆ど未経験でのスタートであったが、少しずつ感覚をつかみ楽しさを感じ始めたW 氏は、訓練時間外でも意欲的に技術習得に時間を費やし、やり残すことなく確実にカリキュラムを消化していく。 訓練修了後、Web制作会社で、まずアルバイトとしてWeb制作業務を始めた。 任された業務が単純な作業であった時も、常に真剣に取り組み、工夫できるところを探し、自分のベストを尽くした。 少しずつ実績を残したW 氏は、約一年の期間を経て見事正社員として採用される。 現在は、ディレクターとしてECサイトの新規開発やプロモーションに携わっている。

Web制作スキルマスター科で一通りカバーすることで、自分が目指したいのはどこなのかわかりました。

訓練を開始してから今のお仕事に就くまでのことを教えて下さい。

Web制作スキルマスター科で受講していた時のことを振り返って、ここが良かったなって思うのは、デザインからシステム開発まで一通りカバーすることで、自分のやりたいところはどこなのか、どこを目指したいのかを、自分なりに見出せたということです。 カリキュラムの中で、実在する企業向けにサイトを制作した時などは、ちょっとした簡単な制作かも知れませんが、「訓練修了後に自分一人で顧客の仕事をやるとしたら」って、イメージを持つ上で大きな助けになりました。

それで、最終的に僕が「自分が目指したい」と思ったのは何だったかと言うと、それはディレクターになることでした。 デザインもやってて楽しかったし、プログラミングもおもしろいし、それぞれやりがいがあるなって感じていましたが、その中の一つを究めようとするより、業務の幅が広いディレクターになれたら、異業種での経験も僕の強みとして活かせるんじゃないかなって思ったんです。

そう決めたら、まずはとにかく現場に入ることを目指しました。 「こういう人員だったら、きっと企業側も使いやすいはず」って自分なりのイメージを持って。 それが何だったかと言うと、デザインもプログラミングも「ここまではやれます」と言える自分のやれる範囲を理解していて、且つ「何でもやります」という姿勢を持つことです。

Web業界では、まだまだ経験が浅い。だからプライドもありません。でも、それは僕の強みでもあります。

訓練修了後に受けた面接でも、この点を伝えようと心掛けました。 Web 業界実務未経験でも、「この人は、ちょこっとずつでも色々役立ちそう」という印象を持ってもらいたかったんです。 きっとそれが伝わって、最初にアルバイトでお仕事をさせていただく機会をもらえたんだと思います。

実際に業務が始まってからも、デザイン、プログラミングを問わず、チャンスをいただければためらわずに何でも取り組みました。 もちろん、いわゆる単純作業を任されることもあったんですが、どんなことも真剣にやって、自分なりに工夫して、常に最高のアウトプットを出せるようにしました。

 

僕の会社は独自ブランドでの物販もしているんですが、何百というパンフレット用画像の編集作業をただひたすら続けたこともありましたね。 Web業界ではまだまだ経験が浅いから、プライドとかそういうのも無いんです。 だから、何でも引き受けて、前向きに取り組んでベストを尽くす。 そういうのが、少しずつ新しいチャンスに繋がったんだと思います。 今振り返ると、それは僕の強みでもあったんじゃないかなと思います。

ある程度経ってからは、ECサイト開発の一部のプログラミングを担当したり、新規商品のプロモーション・サイトのデザインも任されたりもしました。 現在は、ディレクターとして、新規商品プロモーションの際の企画、サイト立ち上げと、外部協力会社や量販店顧客との打合せなどを主な業務として行っています。 業務の幅が大分広がりましたね。

コミュニケーション能力って本当に大切だと思いました。

この記事を見ている、Web制作スキルマスター科の受講を検討中の方々や、Web関連のスキルを身に付けて就職しようと努力している人達へのアドバイスをお願いします。

月並みな話かも知れませんが、コミュニケーション能力って本当に大切だと思います。 デザインのスキルやプログラミングの知識とか、もちろんそういう技術も大切ですが、いわゆる実務未経験で現場で働くチャンスを得たら、周りの人たちといかに上手にコミュニケーションを取るかって、生き残るためには最も大切なことなんじゃないかって思います。

僕自身、今も試行錯誤しながらっていう感じですが、心掛けていることは、周りへの気配りと、待っていないでこちらから話し掛けるということです。 もちろん迷惑にならないように気を付けなければいけませんが、黙って待っていたって何も始まりませんから。 どうでもいい馬鹿な話でも、その人と話しをできるきっかけになればいいんです。僕は積極的に話しかけて、相手のことを知ろうとしますし、相手にも僕のことを知ってもらおうとします。 ひょっとすると、ここら辺は、僕の飲食業界での経験が影響しているかも知れませんね。 そういう中で、新たな業務を任せてもらうチャンスをいただいたりとか、自分の考えを聞いていただいたりとか、少しずつ良い機会が増えていくんだと思います。

自分みたいな部下が欲しいって自分でも思えるようになりたいです。

飲食業界で働いている時も同じでした。 今のWeb業界でも、自分みたいな部下が欲しいって、自分でも思えるようになりたいです。 上司や周りの人たちが、「こいつ気が利くな」とか「しっかり最後までやってくれたな」とかって思ってくれるように、自分なりの工夫と細かいところへの注意を心掛けているつもりです。

僕の上司、会社、そして顧客に、ディレクターとしてもっと信頼され喜んでもらえるように頑張ります!

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